教えるのではなく知りたいという欲求を高めること
ここ数年の間で研修のスタイルが大きく変えた。
以前は講義形式で教えてきた。
最近は資料は配布するが教えない。
その理由は、どんなに丁寧に教えても忘れるからである。
研修の翌週に何名かから研修の内容について質問をよく受ける。
その知識を使おうと思った時に本当に理解したくなるからだ。
ならば研修中にその状況にすればしてしまえば効率的だと考えた。
教えることは極力省き、グループで考えさせる。
考えてもわからないとなると知りたい欲求が高まる。
本当は自分で調べさせたいのだが、時間が取れないため配布資料に目を通してもらう。
うまくいくとグループ内の一人が先に資料に目を通し、グループ内共有されていきます。
小さな講師がグループ内に生まれ、小さなな研修会場化していきます。
先に気付いた人が教え、それ以外は質問し合っていく。その質問に答えられる人やアイデアがある人が、新しい講師となる。グループ内ではこんなことが起き始める。
時間がかかる研修だが納得感がある。知識が深まる。
講義型は短時間で多くのことを伝えられ効率は良いが、忘れてしまうので実際には効率が悪い。
某薬剤師会からこの手法についての講演依頼があった。
製品説明の時間もいただいてる。
そして思いついたことは、製品説明自体を教えない形にしてみたら
実践的に学べるということ。
知りたいことをだけに答える説明会。眠る暇もないだろう。
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